symphony&bonjour

 Wanのしつけ    


犬はいつまでも3歳児

犬の体が成長し、立派な大人の体つきになってくるころ、多くの飼い主は『大人になった』とおもいます。
確かに体は成長しました。
でも人間の大人になったというのとはちょっと違います。
犬のしつけで上手く行かないのはここら辺の捉え方かなと思う事が多いです。

彼らが人間の成人と同じくらいに体の成長や精神の発達が止まるのは生後二年くらいです。
ですが・・・元々人間の知能年齢に換算すると、
成犬で、特殊な能力を備えるといわれるボーダーコリーでさえも3歳児程度の知能しかありません。
この事を忘れると犬に何かを教えることが難しくなってしまいます。



  人と犬が一緒に生活するためのマナーを教えましょう   

しつけは≪いい犬≫を育てるものではなく、人と犬との生活をより円滑にし、人間社会において犬がとるべき行動を身につけさせるために必要なことです。


犬との生活を楽しくするために成犬までに覚えたい8つのしつけ

  • トイレのしつけができる
    家にきたその日から、飼い主が決めた場所で排泄するように教えていきます。
    個体差があるので覚えるのに時間がかかることもありますが、あせらず根気よく教えることが大切です。
  • お留守番ができる
    留守中に家の中のものをいたずらしたり、吠え続けたり、粗相をしてしまったりでは困ります。
    ひとりでもおとなしく過ごせるように、日ごろから教えておけば安心して外出できるもの。
  • オイデができる
    オスワリやフセよりも一番大切なコマンドがオイデです。
    飼い主が「オイデ」といったら、喜んでそばに寄って来るよう教えておくこと。
    オイデができれば、万が一、散歩中にリードがはずれてしまった際に事故や迷子になる心配がありません。
  • お手入れができる
    体の手入れは外見の美しさを保つだけでなく愛犬の健康維持にも欠かせません。
    最初はいやがる犬も多いですが、手入れは楽しく心地よいものなのだと思わせ少しずつ慣れさせていきます。
    必要な手入れは飼い主が自分でできるようにしましょう。
  • 人に攻撃的にならない
    よその人をこわがって咬もうとしたり、家族の人に対してわがままを通そうと攻撃的になったりするのはルール違反です。
    人間と一緒に生活していく以上、人には攻撃的にならないように教えていくことが大切です。
  • 無駄に吠えない
    言葉で訴えることができない犬にとって、吠える行為そのものは当たり前のことです。
    ただし、無駄吠えは近所迷惑になるだけです。
    自分の犬は許せても他人の犬の声はうるさく感じるものです。
    犬が吠えるには必ず何か理由があるものです。
    飼い主はその原因をきちんと理解し対処してあげることです。
  • 他の犬に攻撃的にならない
    子犬のときに、あまり犬と会う機会がなく犬とのつきあい方がわからないコもいます。
    また、他の犬と出会っていやな思いをすると、それがトラウマとなって犬嫌いになることもあります。
    また、犬より人間が好きな犬もいます。
    必ずしも他の犬と仲よく遊ぶ必要はありませんが、出会ったときに攻撃的にならないようにしておきましょう。
  • 上手にお散歩ができる
    散歩は運動だけでなくストレス解消のためにも犬にとって楽しみな時間です。
    楽しい散歩の時間をすごすためには事故やトラブルが起こらないよう、拾い食いをしない、他人に迷惑をかけないなど、マナーを身につけることが大切です。


  犬のトイレ


犬を飼うにあたってトイレをしつけるのは大切なしつけのひとつです。
犬にとって自分の寝床以外はすべてトイレです。
これは、いたずらでも、悪意があるわけでもなく犬の常識なのです。
飼い主と犬がお互いに気分良く生活するために、根気強いトイレのしつけが必要です。
人間の赤ちゃんがオムツをしないようになるには、2~3年かかります。
犬がトイレのしかたを覚えるには半年以上かかることもあります。
現行犯以外では叱らずに、上手にできた時に誉めることで覚えさせましょう。

 トイレの場所

犬は排泄をする際、無防備な体勢になるので安心して落ち着いて排泄ができる環境を作ってあげることが大切です。
玄関など、暗くて寒い場所や、人の出入りが多い場所は犬が安心して排泄することができません。
犬をトイレに連れて行っても、そこから出てしまうのは、そこがトイレにふさわしくない場所だからかもしれません。
また、ケージやサークルの中にトイレを設置する場合、犬は寝床以外で排泄をしようと、たまたまトイレに行くことがあります。
一見トイレが上手にできているように見えても、トイレをケージから出したり、室内で遊ばせたりすると上手にできないこともあります。
どうしても子犬をひとりぼっちにしなくてはならない時や、子犬を飼いはじめた最初のうちなどを除いて、トイレはケージから出しておいた方が後々のためにはいいでしょう。
また犬が排泄をするときに子供が覗き込んだり、みんなで注目したりすると、犬は落ち着いて尿をすることができません。
じーっと注視せずに、さりげなく見るようにしましょう。

犬を家に迎えると犬は知らない場所で不安がいっぱいなので、歩きながら部屋のにおいを嗅いで、ここが安全な場所かを確認します。
そのうち、犬がクルクルまわりはじめたら、それがおしっこのサインです。
あわてずにペットシーツを下半身にあてて、ゆっくり犬のトイレに連れて行きましょう。
そのまましばらく待って、おしっこをゆっくりさせます。
この時みんなで見つめたりせず、おしっこができたら「○○ちゃん、いい子ね」とやさしく静かにほめてあげましょう。
あわてて大声を出したり、誉めるときに激しく誉めたりすると、子犬はびっくりしてしまうので、あくまで静かにやさしく接することで、しつけを覚えやすくなります。
また、子犬を飼いはじめた最初のうちは、トイレをケージやサークルの中に設置しておいてもいいでしょう。

 トイレトレーニング

トイレトレーニングは犬が家に来た日から始めます。
愛犬がいてもOKな部屋を、まず決めてください。
家族みんなの目が届く部屋、たとえばリビング・あるいは食堂と、ひとつの部屋に限定した方が、やりやすいです。
子犬のうちは一日に何度もオシッコやウンチをしますが、じっと見て、どんな時にオシッコやウンチをするのかを知ってください。
朝起きてすぐ・遊んで興奮した後・ごはんの直後など、子犬の性格などで違いは出てきますが、なんとなくタイミングが分かってきます

☆朝起きたらトイレへ

  朝犬が目を覚ましたらトイレに連れて行きましょう。
  犬は寝ている間は排泄をしません。
  犬が安心してゆっくり眠っていれば起きて5分以内に排尿するはずです。
  ただ最初のうちは慣れない環境なので、排尿まで時間がかかるので気長にゆっくり待ちましょう。

☆食後にトイレへ
  犬も人間と同じで食事をすると胃や腸の反射から排泄したくなります。
  食事が終わったらトイレに連れて行き、同じく気長に待ちましょう。

☆2時間おきにトイレへ
  犬が自発的にトイレに行くようになるまで、定期的にトイレに連れて行くようにしましょう。

☆夜寝る前にトイレへ
  寝ている間はトイレに連れて行けないので、夜寝る前に必ずトイレに連れて行ってあげましょう。
  上手に排泄できたら静かにやさしく「○○ちゃん、いい子ね」と誉めてやり、その後室内で自由に遊ばせたり、いっしょに遊ん
  だりしましょう。
  しばらく遊んだらケージやハウスで休ませます。
  これを繰り返していくうちに、犬は上手におしっこすると遊んでもらえると認識します。
  犬にとって本来排泄は気持ちのいいものなので、誉めてもらえて、遊んでもらえることで、さらにしつけの覚えがよくなります。

失敗しても叱らない、あわてない。
犬がトイレを失敗しても落胆しないようにしましょう。(そんなに簡単には覚えられません)
最初のうち犬をトイレに連れて行っても、トイレから出てしまうこともありますが落ち着いて犬の動きを観察しましょう。
犬は気に入った場所を見つけると突然排尿します。
あわてずにペットシーツを下半身にあてて、ゆっくりトイレに連れて行ってあげましょう。

トイレがうまくできなかった時はそのままケージやハウスに戻し、誉めずに遊ぶこともしないようにします。
上手にできた時は遊んでもらえるのに、できなかった時は遊んでもらえないことで犬はしつけを覚えていきます。
またトイレに失敗しても大声を出したりしないようにしましょう。
誉めない、遊ばせないことで、犬に覚えさせるようにして、あきらめずに根気良く続けていきましょう。
またトイレ以外でおしっこをしてしまった時、後始末は黙って行いましょう。
体罰を加えるのは論外ですが、ぶつぶつ文句を言いながら片付けていると、犬は飼い主が自分の尿の臭いをかいでいると思い、自分に興味があるという友好的なサインだと勘違いすることがあるからです。

子犬のうちはよくあることですが、犬が自分で自分の糞を踏んでしまうことがあります。
その場合は、すみやかにお湯で流したり、足だけシャンプーしたりして、タオルで拭いてドライヤーでしっかり乾かします。
これらの手入れを怠ると、室内が汚れるだけでなく湿疹の原因になります。
また、思わぬところに糞があり飼い主が踏んでしまった時、叱ったり、大声を出したり、もちろん体罰などをしてはいけません。
叱られても意味が分からず、人間に対する反感が大きくなるだけです。
愛情を持って根気強くトイレをしつけることに徹しましょう。

犬が集中できる時間は?


愛犬のトレーニング

早くマスターさせたくって、飼主さんもだんだんヒートアップしていきます。
でも長々としたトレーニングは思ったほど効果が上がらないものです。
「スワレ」や「マテ」など基本的なしつけができるようになると、愛犬との暮らしもぐっと深まるものです。
だからと言って、30分近いトレーニングをしても犬はやる気が出ません。
犬の集中力は人間ほど続かないものです。
せいぜい5~10分と思ってください。
長い時間をかけて愛犬のやる気の出ないままトレーニングしていると、トレーニング嫌いな犬になってしまいます。

『トレーニングは楽しく!短く!』 を目指しましょう。


犬のアイコンタクト

犬をしつけるにあたって犬とアイコンタクト(見つめ合う)をすることは、マズルコントロールや咬みつき抑制などのしつけの基礎になります。
ただ犬にとって目を正面から見つめることは攻撃を意味するので、突然見つめ合ってはいけません。

  少量のドッグフードか、おやつを持つ
  ↓
  子犬の鼻先に持っていく
  ↓
  自分のアゴにつける
  ↓
  子犬と目が合ったら「○○ちゃん」とやさしく名前を呼ぶ
  ↓
  すぐに子犬にその食べ物を与える

これを毎日何回も繰り返しすることで、犬は飼い主の目を見ると良いことがあると覚え、慣れてくると名前を読んだだけで目線を合わせてくれるようになり、飼い主との間に信頼関係が芽生え今後のしつけがしやすくなります。
また犬が自分の名前を覚えるのにも役立ちます。

指示・言葉は家族で統一

家族でバラバラな指示語を使うと、犬は何を要求されているのか迷って混乱してしまいます。
まだまだしつけが完了していない犬なら、バラバラ指示語が原因なのかもしれません。
【ポイント・1】犬と一番長く一緒にいる人、犬が一番言うことを聞く人の指示語で統一しましょう。
【ポイント・2】指示語だけでなく、飼主さんの手の動きも注意しましょう。
        「オイデ」と同時に、日本式に上からおいでおいでするのか?欧米式に下からおいでおいでするのか?
        これもやはり統一しないと犬は困っちゃいます。

ほめる回数?

愛犬との1日の生活を振り返ってみて下さい。
あなたは今日、何回愛犬をほめましたか?ほめる回数の多い少ないで愛犬の飼主さんへの信頼度は違ってきます。
愛犬にイイコになって欲しいのなら、まず犬を叱ることよりほめることを意識して下さい。

今、愛犬と目が合いました。
ハイ、あなたは愛犬をほめましたか?アイコンタクトができたんです。
目が合った瞬間に「イイコね!」とほめてあげて下さい。
時間がたってからでは効果はありません。
目が合えばすぐほめる。(これがポイントです)

「愛犬と目が合わないんです。」とおっしゃる方がいるかもしれません。
一度、愛犬の顔を見つめてあげて下さい。(恐い顔でにらみつけるのでなく笑顔で)
名前を呼んで飼主さんの方を見れば、またまたすぐにほめる。
大人しくベッドで休んでいれば「イイコだね。」と言ってやさしく背中をなでてほめる。
何か物音がしました、いつもなら吠えてしまう犬が今日は吠えない、こんな時も忘れずほめましょう。
また吠える体制に入っている犬、吠えたいけどどうしようかな???・・・・・と迷っている犬、そんな時は吠える前にほめるんです。
タイミングを取るのが難しいですが、吠える前にほめられると犬は吠えるのをやめます。

ほめ方は決してハイテンションではいけません。
犬が興奮しないように静かにやさしくほめて下さい。

ほめる回数が増えてくると犬の飼主さんに対する注目度もだんだんアップしてきます。
だから些細なことでも愛犬をほめる。
ほめられて嬉しくない犬など、どこにもいないのです。
犬も喜んで、ますます飼主さんを好きになる。
そして、たえず飼主さんを目で追うようになります。
飼主さんにほめられようと犬もがんばってもっともっとイイコになります。
愛犬の欠点ばかりを気にするのでなく、ほめるところを探しているうちにだんだんイイコに可愛く見えてきます。
こうなれば犬のしつけも入りやすくなります。

叱り方とほめ方

叱り方

犬が何か悪いことをしたときは必ず叱ります。
ただし、悪いことをした直後に叱ってください。(現行犯をすぐに叱らないと愛犬はなぜ叱られているのかわかりません。)
しばらく経ってから叱っても何のことを叱られているのか分からない愛犬は、飼い主さんを恐い人だと思い不信感をもつだけです。
犬の顔を見ないで叱ったり、犬の後ろから叱ったり、ましてや、たたいて叱るのも、あまり効果は期待できません。
イタズラ現場を見つけたら、すぐに愛犬の目を見て、恐い顔でにらみ、厳しく叱る。
イタズラ行為をやめたときは、すぐにほめてあげましょう。
このほめることを忘れがちですが、イタズラをやめたことへのほめになるので必ずほめてあげましょう。

【ほめ方】

☆興奮させるほめ方
大げさに犬の首や胸を上下に激しくさわったり、体の横をポンポンと軽く叩いたりします。
甲高い声でほめると犬の脈拍も上がり、テンションもアップします。
一緒にスポーツをしたり、遊んだりするときにこのほめ方をすれば犬の気分もいっそう乗ることでしょう。

☆落ち着かせるほめ方
犬の毛並みにそって優しく撫でおろします。
優しい低い声でほめると犬の脈拍も下がり、犬は落ち着いた気分になります。
普段の生活では犬がやたら興奮するのはあまり感心しません。
ですから、普段の生活面でのしつけを教えるときには落ち着かせるほめ方をして下さい。
オーバーなアクションでほめるやり方は、何にでも冷めた犬に対するほめ方です。
いつも、愛犬のテンションを上げないようなほめ方を習慣づけましょう。

どんなふうに躾けますか?

あなたはご自分の愛犬がどんな犬になってほしいと思っていますか?これは各家庭の環境でかなり違ってくるはずです。
マンションなどにお住まの方は、やはり吠えない犬が絶対の条件でしょう。 
ご近所に気兼ねせず暮らせていける環境の人は、誰か来たときにワンワン吠える番犬になってほしいと思われるかもしれません。
いっしょに旅行したり、ドッグカフェやドッグランで他の犬や飼い主さんとどんどん交流を深めたい。
そういった様々な愛犬との暮らしは、どうしたら手に入れられるのしょう。
まず、犬自身が人間社会にうまく順応くれることが絶対条件です。
それには犬が人間を信頼し、好きになるように育てていくことを目指しましょう!

子犬は、生後7ヶ月ぐらいまでに何にでも興味を持ちます。
この時期に間違ったしつけをすると、あとで直そうとしても、かなり大変です。
この時期に叩いてしつけると人間の手を怖がるようになります。
ごほうびで釣ると、ごほうびがあるときだけしか言うことをきかなくなります。
厳しいだけのしつけは恐怖心が子犬を支配します。
ワガママばかりを許せば、それが当たり前になり犬の天下になります。
子犬をしつける場合、次のことだけは守ってください。
子犬を、叩いたり、音で脅かしたりして、しつけない!
人が犬を叩いたり、脅しでしつけても、それは何の役にもたたないのです。

 えっ!! 犬が考える??

良い子にするには、こんな犬になってほしい!を考えてください。

 ◇朝早くから、かまって欲しいとワンワン吠えない犬。
 ◇人間の食事を欲しがらない犬。
 ◇自分の食事を催促しない犬。
 ◇テーブルの上のものを勝手に食べない犬。
 ◇家具やいすの脚・スリッパ・植物などをかじらない犬。
 ◇新聞配達や郵便配達員が来るたびに吠えない犬。
 ◇電話やインターホンにも吠えない犬。
 ◇お散歩でリードをひっぱらない犬。
 ◇他の犬に唸らない犬。
 ◇拾い食いしない犬。
 ◇よその人に飛びかからない犬。
 ◇近所の家の塀や門にオシッコをかけない犬。
 ◇歩いているとき自転車がきたら避けられる犬。
 ◇車道に飛び出さない犬。
 ◇赤信号では静かに待つ犬。
 ◇お散歩のあとの足ふきふきは嫌がらない犬。
 ◇ブラッシングや歯磨きのときはジッとする犬。
 ◇シャンプーやドライヤーもジッとする犬。
 ◇ティッシュペーパーやチラシ広告を食べない犬に。
 ◇自分のウンチを食べない犬に。

犬には自分で考え、判断し、自ら実行する脳力があります。
犬だって考えます「どうしたら、飼い主さんにほめられるかな?」って頭を使います。
でも、人間社会のことは教えてあげないと解りません。
愛犬のことをよく理解して、正しく教えてあげてください。

しつけをするときに、どちらのタイプかを意識してください。
しつけ方が違います、きっちり理解して使い分けてください。

 ◎ 動作を教えるしつけ
 ◎ 禁止を教えるしつけ

 動作を教えるしつけ【オスワリ】 【フセ】 【ツケ】 【オイデ】 【マテ】などです。

動作のしつけには守ってほしいルールがあります。
《1》 決して叱らない=動作のしつけは叱りながら行ってはいけません。
    嫌がることを無理やりさせるのではなく、犬自身が喜んで行う雰囲気を作りましょう。
《2》 行動させてほめるまでが1セット。
   もし、「オスワリ」を教えるのなら、「オスワリ」と言ったあとになるべく早く座らせ、すぐにほめる。
   ここまでを必ず実行しなくてはいけません。

オスワリ


犬のしつけとして基本中の基本なのが、おすわりです。
これは単なる芸ではなく、飼い主の指示に従う、飼い主とコミュニケーションがとれるようになるといった、しつけの意味合いがあります。
おすわりなどを練習する前に、アイコンタクトやマズルコントロールを毎日続けて基礎となる信頼関係を作っておくようにしましょう。
「オスワリ」をマスターすると犬の動きを中断したいときに便利です。

【オスワリ 子犬】

  少量のドッグフードかおやつを持つ
  ↓
  食べ物を子犬の頭の上から後ろの方へ動かす
  ↓
  子犬がお尻を床につけたら、すがさず「おすわり」と声をかける
  ↓
  すぐに子犬にその食べ物を与えて、やさしく誉める

食べ物を動かして、犬が自発的におすわりの体勢になるようにすることがポイントです。
強制的におすわりをさせられるのではなく、犬が自分でとった行動はすぐに覚えます。
また、犬がおすわりの体勢になってから「オスワリ」と声をかけるようにします。
おすわりをする前に声をかけても、どの体勢がおすわりなのか犬は認識できません。
おすわりの姿勢になるまで食べ物を与えないようにして、もし犬が手でそれを取ろうとしたら、あなたの後ろに持って行って隠しましょう。
毎日何回も繰り返すことで、犬は「オスワリ」という言葉と、動作を結びつけて覚えることができます。
ごほうびをもらえて、ほめてもらえることで犬は楽しく練習します。
家の中でできるようになったら公園などの他の犬がいるところ・また人通りの激しいところ・赤信号を待っているときなどでも練習しましょう。

【オスワリ】

  飼い主さんは愛犬に優しくハッキリと「オスワリ」と言います。(名前を呼んでからから「オスワリ」と言わないように)
  ↓
  片手でリードを短めに持ち( あるいは首輪を持ち )もう片方の手で犬のお尻あたりを上から押しておすわりさせます。
  ↓
  これでも座らないときは、片手で短めに持ったリード(もしくは首輪)を犬の斜め上後方に引っぱります。
  もう片方の手で犬の腰を斜め下前方に押します。
  ↓
  そして「オスワリ」と言ったら、なるべく早く、できたら2秒以内に犬を座らせて、そして、ほめてあげて下さい。
  このときなるべく早く座らせてからほめるのがポイントです。
  ↓
  座ったら「いい子。いい子」や「よしよし」と落ち着かせるほめ方をして下さい。
  (大げさなほめ方は犬を興奮させてしまいます)
  ほめるとき愛犬の名前も呼んであげてください。
  ↓
  座ってからすぐに立ち上がろうとしたときは、しばらく犬の腰を押さえてそのままでほめてあげましょう。

何度も練習して、手で押さえなくても指示だけで座れるようになるまでトレーニングします。
また完璧にできるといって、ほめることを忘れるのもいけません。
「オスワリ」と言ってから、なぜできるだけ早く座らせてほめるのか?犬の脳は記憶することが得意なのです。
1秒でも早くほめることで、『人から何か言われたら、またほめてもらえる』ということを犬に記憶させるのです。
他にも色々なしつけをする時に、『またほめてもらえる』ことを知った犬は簡単に色々なしつけをマスターしていきます。

犬のマテとツケ

アイコンタクトやおすわり・フセができるようになったら次は「マテ」です。
散歩に出かけるとき、食事を与えるときなど様々な場面で使います。
「マテ」とは、犬に「マテ」の言葉のあとに『待っていると大好きな飼い主さんが戻ってきてほめてくれる』ということを犬に教えるトレーニングなので、何度も繰りかえし練習しましょう。

マテ 子犬

  子犬とアイコンタクトをして、おすわりをさせる。(アイコンタクトをすることによって犬はあなたに集中します)
  ↓
  子犬と並んで立つ。
  ↓
  子犬の前に手を広げ「マテ」と声をかける。
  ↓
  手を広げたまま子犬と反対側の足から前に出して子犬の前に移動する。
  (子犬側の足から出してしまうと小犬も思わず動いてしまいます)
  ↓
  子犬の正面に立って、もう一度「マテ」と声をかける。(子犬はあなたの気持ちを探ろうと、じっと様子をうかがいます)
  ↓
  さらに「マテ」と言いながらゆっくり後ろへ下がる。(子犬が動こうとしたら、すかさず「マテ」と声をかけます)
  ↓
  1m程度離れた場所から「マテ」と言って犬を待たせる。(子犬が動こうとしたら、すかさず「マテ」と声をかけます)
  ↓
  ゆっくり子犬のところへ戻り、子犬のうしろを回って元の位置に並ぶ。
  (うしろに回ると子犬は不安になり動こうとしますが、すぐ「マテ」と声をかけます)
  ↓
  上手にできたら、やさしく誉めて、ごほうびの食べ物かおやつをあげる。

子犬はじっとしているのが苦手なので、なかなか難しいしつけではありますが、動こうとするたびに、すぐ「マテ」と声をかけ、失敗したらまた最初からやり直します。
毎日繰り返し練習するうちにできるようになります。

【マテ】

  愛犬を座らせて、あなたも愛犬の横に座ります。
  そして、愛犬の首輪を持ち愛犬の顔を見ながら、「マテ」と優しく声をかけます。
  ↓
  そのあと、あなたは首輪を持ったまま愛犬から顔を背けます。
  (目線だけを愛犬からそらす、または愛犬を無視する)
  ↓
  そのままの状態で愛犬が10秒~15秒ジッとしていられたら、愛犬の目を見て優しい声でほめてあげましょう。
  (愛犬の名前も呼んであげてください)
  ↓
  少しずつ無視する時間を長くしていきますが、途中で愛犬が動いたらどうしたらいいの??って思いますよね。
  その時は決して厳しく叱らず、ちょっと不機嫌ですって顔をして下さい。
  そして、待っていられる時間から、やり直します。
  待っていられる時間だけ待たせて、必ず優しく愛犬をほめます。
  ↓
  1分以上待てるようになったら愛犬を座らせて、次は愛犬の正面に立ちます。
  (このとき首輪にリードをつけておいて下さい)
  ↓
  愛犬の目の前に手のひらを広げ、「マテ」と声をかけます。(このときは愛犬の目をジッと見つめて下さい)
  ↓
  始めは5秒ぐらい待てたら優しくほめます。
  ↓
  愛犬が動いた時は少し不機嫌な顔をして、できる時間まで戻り、「マテ」をしてから必ずほめてあげましょう。
  ↓
  ここでも、少しずつ時間を長くして1分ぐらい待てるようになるまで練習しましょう。
  ↓
  次は、「マテ」のあと、リードの長さ分あなたが犬から離れます。
  犬の目を見ながら、あなたが後ずさりしながら下がっていきます。
  ↓
  もし、ここで犬が動いたら、あなたは不機嫌そうな顔をしながら元の位置に戻りやり直します。
  再び、「マテ」と声をかけリードの長さだけ犬から離れます。
  ↓
  犬がジッと待っていられたら、あなたは犬のところまで戻りすぐにほめてあげましょう。
  ↓
  犬から離れる時間を30秒~1分と少しずつ長くしていきます。
  ↓
  時間は長いほうが良いのではなく、できる時間内で待たせて、ほめる回数を増やしてあげて下さい。
  ↓
  リードの長さで1分ほど「マテ」ができるようになったら、次は長めのリードで練習しましょう。
  ↓
  「マテ」のあと愛犬の目を見て後ずさりします。
  ↓
  犬が動きそうになったら後ずさりの途中でも「マテ」と声をかけます。
  動かないようでしたら戻った時に必ずほめてあげましょう。
  ↓
  もし動いてしまったら、動いたとこらから再スタートではなく始めの位置に戻ってやり直します。
  ↓
  10メートル以上離れても十分「マテ」ができるようになったら、次は少しやり方を変えます。
  ↓
  「マテ」の指示の後、あなたは愛犬の顔を見ずにクルっと背を向け犬から離れて行きます。
  ↓
  適当な距離まで歩いたら振り返り愛犬の顔を見ます。
  それでも動かないようでしたら、愛犬のところまで戻りほめてあげましょう。

これも離れる距離と時間を少しずつ伸ばしていきます。
どの練習でも急に時間を長くしたり、急に距離を伸ばしたりして失敗することより、少しずつ無理のない範囲ですすめていきます。

【ツケ】=「ツケ」のほかに「ツイテ」、「ヒール」などの言葉があります。
散歩に出かけるときなど、マテをさせている状態から一緒についてこさせるようにするのが「ツケ」です。

【ツケⅠ】

  「ツケ」と声をかけて犬に近い側の足から前に出す
  ↓
  犬側の足から動かすと、犬はつられて一緒に歩き出します。
  犬を待たせるときは反対側の足から、一緒に歩き出すときは犬側の足から動かすと意志が伝わりやすいです。

【ツケⅡ】

「ツイテ」と声をかけると犬自身が喜んで飼い主さんのそばに来るようにトレーニングします。
飼い主さんのそばにいると安心できると犬に思わせればいいのです。
そのためには、犬を引き寄せたときに必ずほめてあげます。

  犬を横につかせて犬の首輪・またはリードを短めに持ち、「ツイテ」と優しく声をかけ1歩だけ前に進みます。
  ↓
  犬が同じように前に出たら横で止めて、すぐに優しくほめます。
  ↓
  ほめたら、「ツイテ」と声をかけ、また1歩だけ進み横で止まってほめます。
  ↓
  犬が全く歩こうとしないときは、引っぱってでも横につかせてほめます。
  ↓
  また、犬がどんどん歩いて行ったり走り出しそうな時は、犬の動きをしっかりと止めてください。
  必ず、1歩目のところまでゆっくり戻りほめます。
 
一度でも犬を引っぱって寄せたら、その後ほめることを忘れないで下さい。
「ツイテ」ができないからといって怒らないで下さい。
何度も何度もこれを繰り返し犬が抵抗なく横について来るまで頑張ってください。
引っぱられて歩くたびに、「ツイテ」と叱りながら引き寄せると、『犬は飼い主さんのそばを歩くと叱られる』と勘違いして余計に離れていこうとします。

 【フセ

おすわりができるようになったら次はフセです。
おすわりと同じように、これも単なる芸ではなく飼い主に従うための立派なしつけです。

  少量のドッグフードかおやつを持つ。
  ↓
  アイコンタクトをして、おすわりさせる。
  ↓
  食べ物を子犬の鼻先からゆっくり子犬の前方、下の方へ持っていく。
  ↓
  子犬がつられてフセの姿勢になったら、すかさず「フセ」と声をかける。
  ↓
  すぐに子犬にその食べ物を与えて、やさしく誉める。

胸を床につけるフセの体勢を犬に強制せずに、犬が自発的にその体勢になることが大事です。
フセがしやすいように食べ物を動かし、フセの体勢になるまで与えないようにしましょう。
もし犬が手で食べ物をとろうとしたら、あなたの後ろに持って行って隠します。
声をかけるタイミングも、おすわり同様フセの姿勢になってから「フセ」と声をかけます。
タイミングが早すぎると犬はどれがフセなのかわかりません。
毎日繰り返し練習することで犬は「フセ」という言葉と、動作を結びつけて覚えるようになります。

オイデ 子犬

犬に「おいで」と声をかけて自分のところに駆け寄ってくるためのしつけです。
犬とコミュニケーションをとって楽しく生活するために、ぜひしつけておきましょう。

  子犬におすわりをさせる。
  ↓
  手を広げてマテといいながら犬と反対側の足から前に出して進む。
  ↓
  ある程度離れたら、しゃがんで少量のドッグフードかおやつを見せて「おいで」と声をかける。
  ↓
  子犬がそばに来たら、「オスワリ」と声をかけて再びおすわりをさせる。
  ↓
  やさしく誉めて、その食べ物を与える。

最初は食べ物でつって、そばまで来させるようにします。
「オイデ」でいちいち、おやつをあげていたらおやつのないときには来ない犬になります。
犬は、「呼ばれたら、うれしい!」ではなく、おやつだけが目当てです。
おやつよりリーダーにほめられることの方が犬には何よりのごほうびです。
そのうち「おいで」という声だけで駆け寄ってきてくれるようにしましょう。
もし、おいでと言ってもマテの状態のまま動かないようであれば、もう少し後ろに下がって同じように呼んでみてください。

オイデ
   

このトレーニングのポイントは「オイデ」と言ってから少しでも早く愛犬を自分の足元まで引き寄せ、できるだけ早く、ほめることです。
愛犬に、『呼ばれるとほめられる』『呼ばれると撫でてもらえる』ということを教えるつもりで何度も何度も練習してください。

  犬にリードをつけ、リードいっぱいの長さまで離れたところから犬に「オイデ」と優しく言います。
  ↓
  「オイデ」と言ったと同時にリードを引っぱり、犬があなたの足元まで来たら、すぐにほめます。
  ↓
  ほめるときも、愛犬の背中を優しく撫でながら優しい声でほめます。
  (このときに、愛犬の名前を呼んであげると、とても効果があがります)
  ↓
  リードの長さで「オイデ」ができるようになったら、次はリードを少しずつ長くしていきます。(ロングリードなどを使ってください)
  ↓
  距離が長くなっても、やり方は同じです。
  「オイデ」と同時に素早くリードを引っぱり犬を自分の足元まで近づけます。
  そして1秒でも早くほめます。
  ↓
  最終的にはリードの長さを20~30メートルぐらいにしても「オイデ」ができるように練習してください。
  リードを引っぱらなくても100%愛犬が来るようになるまでノーリードにはしないで下さい。
  完全に覚えるまでは決してリードを離さないこと。

自宅の庭でノーリードで出来たからと言って、公園で、いきなりリードを外した練習もNGです。
公園の練習でも、まずリードをつけて100%成功するようになってからノーリードの練習に入りましょう。

犬のフェッチ&アウト

子犬の好きなボールやコングといったおもちゃを使って、くわえさせたり、口から外したりするしつけを、フェッチ&アウトと言います。

【フェッチ】

  子犬の目の前にボールなどのおもちゃを転がす
  ↓
  犬がくわえたら、「フェッチ」と声をかける

子犬は好奇心旺盛なので動くものに興味を持ち、くわえる習性があります。
くわえた瞬間にフェッチと声をかけると、くわえるという行動と「フェッチ」という言葉を結びつけて覚えるようになります。
慣れてきたらボールなどを持って差し出し、フェッチと声をかけて、くわえさせてみましょう。

アウト

  ボールなどをくわえた子犬の口のそばにドッグフードかおやつを差し出す
  ↓
  食べ物につられて子犬がボールを落としたら、「アウト」と声をかけて、その食べ物を与える

子犬は食べ物を差し出すと、つられてくわえていたものを落とします。
そのときに「アウト」と声をかけることで、くわえる力を弱めることが「アウト」だということを覚えます。
強引に奪い取るのではなく、犬が自分から離すように練習を繰り返しましょう。
使ったボールやおもちゃは必ず犬が見ている前で飼い主が片付けます。
これによって、ボールを勝手に持ち出してはいけないということを知り、リーダーとして認めてくれるようになります。

犬のマズルコントロール

犬が飼い主に対して安心して尊敬してくれるようにマズルコントロールを行います。
マズルコントロールとは、もともと母犬が子犬に対して行う教育で子犬の口先を母犬の口に含みます。
これは自分の方があなたより強く、あなたを守れるので安心して従って下さいという意味があります。

マズルコントロール】

  まずアイコンタクトをしてマズルコントロールをします。
  ↓
  次に犬の正面に座り、見下ろすように目を見つめて両手で犬の頭を静かにやさしくなでます。
  ↓
  静かになでながら鼻先をやさしく手で包み込みます。

このマズルコントロールを続けて行っておくと、歯の手入れや今後の様々なしつけを行いやすくなります。
ただし、これを罰として使ったり、愛情ややさしさを伴わずに行うことはやめましょう。
犬にとって正面から見つめられることは恐怖をあおる行為ですが、犬との間に信頼関係があれば問題ありません。
もし、犬が目をそらしたり、身体を横に向けてしまうようであれば最初からしつけをやり直す必要があります。
最初のうちは嫌がったり、頭を振って払いのける犬もいますが、これはそれまで育った環境の中で、母犬と過ごす時間が短かったり、体罰を受けて人間に対して不信感を持っていることが原因です。
時間をかけてやさしく接して、害を与えない人間であることを示すようにしましょう。

唇を持ち上げる

これをやっておくと歯の手入れや咬みつき抑制などのしつけに役立ちます。

  マズルコントロールを続けて慣れてきたら、次は唇を持ち上げる練習をします。
  ↓
  下あごの下に手を置いて、もう片方の手でやさしく上唇を持ち上げます。
  ↓
  最初は歯は閉じたままで上唇だけを持ち上げましょう。
  毎日繰り返し行い、口に触れられることに慣れさせます。
  ↓
  次に唇を持ち上げ口を開けさせます。

口を開けさせるマズルコントロール

唇を持ち上げることに慣れてきたら口を開けさせる練習をします。
これをやっておくと咬みつきの抑制にもなり、病気になって薬を飲ませる際にとても役に立ちます。
最初は嫌がって抵抗する犬も多いですが、子犬の乳歯で咬まれてもそれほど痛くないので、おびえずにやさしく行いましょう。

  膝の上に犬を抱きかかえる。
  ↓
  頭をやさしくなでてから、上の犬歯のうしろあたりに指を入れて上顎を持ち上げる。
  ↓
  もう片方の手で下顎をさげる。

犬にとって口は唯一の攻撃手段で、いざというときは咬みついて抵抗します。
抵抗せずに上手にできた時は、やさしく誉めてあげ、ごほうびをあげて口を開けさせられることに対する抵抗を取り除いてあげましょう。
口を開けられているという状態は犬にとって非常に無防備な状態ですが、これができるようになるということは、あなたをリーダー(アルファー)として信頼している証拠であり、あなたが守ってくれると信じているということです。
これをすることによって、むやみに咬みつくことが減っていくはずです。

犬の咬みつき抑制

咬むということは犬にとっては通常の伝達手段であり、咬みついたからといって必ずしも悪気があるというわけではありません。
しかし人間社会にとっては咬むという行為は非常に危険なので、特に子供や老人に対して咬みつくことのないように、しっかりしつけていく必要があります。
咬みつきを抑制するためのしつけは、子犬のうちに特に乳歯が生えそろい永久歯に生えかわるまでの間に教えないと、そのあとにしつけることは難しいとされています。
子犬をしつけている間にもし咬まれたとしても、子犬の乳歯はそれほど鋭くなく少しくらいなら痛くないので、子犬のうちにしっかりしつけるようにしましょう。

犬が咬みつくのには以下のようなケースがあります。

咬みつかないように犬をしつけるには、まずあなたがしっかりとしたリーダー(アルファー)になり、怖がりにならないように小さい頃から犬としての社会化をしておいて、興奮させたり、追い込んだりしないようにすることです。
また普段から「アウト」「退却」「イタイ」といったしつけをしたり、咬みつき抑制(バイトインヒビション)といわれる口を開けさせるしつけをすることが効果的です。

【退却】
子犬がじゃれてきて咬んでくるような時は黙って静かに部屋を出てドアを閉め、子犬をひとりぼっちにします。
ドアをカリカリして開けてほしいおねだりしても静かになるまでそのままにしておきます。
子犬はひとりぼっちが嫌いなので、繰り返すうちに咬むことがあなたに不快感を与えているということに気づきます。

【イタイ】
子犬がじゃれて咬んできたら、大きな声で「いたい!」と叫びます。
子犬はびっくりして口を離します。
咬むということは犬にとっては正常な行為なので最初のうちは理解できません。
しかし何度も繰り返していくと、それが不快感を示す言葉だということに気づきます。
普段から大きな声を出していると、「いたい!」の効果が半減してしまいますので、普段は静かにやさしく接するようにしましょう。

【咬みつき抑制(バイトインヒビション)】
これを行うにはアイコンタクト、マズルコントロール、唇を持ち上げる、口を開けさせるといったしつけをクリアしている必要があります。

 禁止を教えるしつけ【甘噛み】【無駄吠え】【拾い食い】【イタズラ】【飛びつき】などです。

甘噛み

  1. 愛犬が甘噛みをしたら、まず体をつかみ正面から目をにらみつけて恐い顔できびしく叱ります。
    リーダーシップをとる方法で使った「禁止の言葉」で叱ります。( NOとかイケナイ)
    このとき愛犬の名前は呼ばないで下さい。
  2. それでもまだ甘噛みしてくるときは、愛犬の口を下あごから押さえつけ、しっかり叱ります。
  3. 甘噛みをやめたとき、すぐに優しくほめます。(やめて3秒以内です) 
  4. 何回か続けて練習をしているうちに、手を差し出しても全く甘噛みしないようになります。
    このとき必ずほめてあげましょう。

叱るだけのしつけでは甘噛みはいけないことだ犬には理解できても、甘噛みをやめればほめられることは習っていないので、次は噛まないでおこうとまでは犬は考えないのです。
甘噛みをすれば叱られ、甘噛みをやめればほめられるとセットで覚えさせれば、愛犬は自分から甘噛みはやめようと思うのです。
これは、甘噛みをするたびに、いつも行いましょう。
さっきは叱られたのに次は何も言われなかったでは犬も戸惑います。

咬み癖

咬むことはイケナイこと、咬んでも何の得にもならないことを犬に教えましょう。
子犬のころの甘噛みを許しておくと、そのまま成犬になって咬み癖が残ってしまいます。
咬み癖を直すには、子犬のときの方がだんぜん簡単なのですが、成犬でも直すことはできます。≪ただ、時間がかかります≫
愛犬に咬まれたとき叩いてやめさせるのは、犬を興奮させるだけです。≪叩かれた犬は、もっと攻撃をしかけてくるでしょう≫

咬み癖の直し方Ⅰ

犬が咬みにきたら犬の口を下あごからしっかり押さえ、犬の目を睨みつけて、「イケナイ」、「NO」と厳しく叱ります。
叱ったあとで犬がおとなしくなったら、ゆっくり優しくほめます。
これを何度も繰り返します。
子犬は比較的あきらめも早いのですが、成犬は咬む力も強くケガをさせられないように十分注意しましょう。
あらかじめ革手袋をはめておくと安全です。

咬み癖の直し方Ⅱ

  犬が後ろに逃げないよう片手で犬の首を背中側から押さえつけます。
  また仰向けにすると犬は逃げにくくなります。
  ↓
  その状態で犬の口を下あごからつかみ、睨みつけながら叱ります。
  このとき上あごの方からつかむと犬は呼吸できなくなります。(苦しくて、もっと大暴れします)
  必ず、鼻筋だけはふさがないで下さい。
  ↓
  暴れているあいだは犬の首と口を必死で押さえて厳しく叱ります。(犬が暴れる時間は長くて3分ぐらいです)
  決して逃げられないように頑張ってください。
  ↓
  犬がおとなしくなったら必ず優しくほめてあげましょう。

咬む犬は、ほんとは臆病犬なのです。
いつもの犬との生活も、なるべく犬を驚かせないように育てましょう。
ものを投げつけたり、大声で叱ったり、叩いたりしてしつけると、いつもびくびく脅えた犬になります。

無駄吠え

よく吠える犬は一般的に臆病で警戒心の強い犬です。
いつも強くて優しいリーダーが側にいて私を守ってくれていると感じている犬は、あまり吠えません。
人間の都合で吠えてほしくないときに犬が吠えることを、ただ人間が勝手に無駄吠えと言っているだけです。
犬は吠えるとき必ず理由があります。
無駄吠えをやめさせる前に、まず考えて下さい。
犬がどんなことに吠えているのか?そのとき犬はどんな気持ちなのか?

無駄吠えをやめさせる方法

  犬が吠えてほしくない時に吠えたら、すぐに犬の口を下あごからしっかり押さえます。
  そして、犬の顔をこちらに向かせ犬の目を睨みつけて厳しく叱ります。
  ↓
  犬の口を押さえたまま優しくゆっくりほめます。(犬は口を押させられると吠えられません)
  ↓
  手を離した途端すぐに吠えるときは、すばやく犬の口を押さえ直し、しっかり叱って吠えるのをやめさせてからほめます。
  ↓
  吠えたら叱り、やめさせてからほめる。
  これが手順です。

無駄吠えを教えるのには何日か日数がかかりますが、集中して練習すると比較的早くおぼえます。
たとえば電話の音で吠える場合、ケータイで自宅の電話をワザと鳴らし犬が吠えるような場面を、より多く作るといいでしょう。
何度か練習をしていくと、今まで「ワン、ワン」と激しく吠えていた犬が「グフッ、グフッ」と遠慮がちな声を出すようになります。
これは、犬が吠えてはいけないなぁと意識しだした瞬間なので見逃さずほめてあげて下さい。

無駄吠えをやめさせるには犬にこう理解させればいいのです。
『吠えると大好きな飼い主さんが恐い顔をして叱りにくるの。でも吠えないと優しい笑顔でほめられるんだ!』
叱かるだけで無駄吠えをやめさせようとしても効果はありません。
『吠えれば叱られる。でも吠えないとほめられる。』この二つを犬にきちんと教えてあげましょう。

飛びつき

飛びつき癖の直し方

大型犬の場合

  大型犬が飛びついてきたら、大型犬の胸のあたりをあなたのひざで軽くポンっと押します。
  (体罰ではないので強く蹴らないでください)
  ↓
  ひざで犬を軽く押し返したと同時に犬の目を見ながら、「イケナイ」「NO」と禁止の言葉で強く叱ります。
  ↓
  うまくひざが犬の胸に当たらないときは大型犬の前足を持って両手で押し返し、目を見ながら厳しく叱ります。
  叱って飛びつきをやめさせた後は優しい顔でほめます。
  そうしたら、ちょっと犬を興奮させてみて再び飛びつくように仕向けます。
  ↓
  同じように犬が飛びついてきたら突き放して叱り、やめさせてほめます。

小型犬の場合

ひざではなく、飼い主さんの握りこぶしの甲の部分で犬の胸を軽く押し返します。
それと同時に犬の目を見て禁止の言葉「イケナイ」で叱り、飛びつきをやめると、すぐに優しくほめます。
これの繰りかえしです。

何度か練習をしていると犬が飛びつくことをためらう瞬間がきます。
そのときも必ずすぐにほめてあげましょう。(すぐにほめないと意味がありません)
また今までなら飛びついてきたのに、まったく飛びつかなくなったときも、当然愛犬をほめてください。
あなたに飛びつかなくなったら次は家族のだれか、又はお友だちと相手を変えて練習しましょう。
犬に「イケナイ」と言って飛びつきをやめさせる練習をしておくと、他人に飛びついた時に、離れたところからでも「イケナイ」で犬の飛びつきをとめられます。
『飛びつくと叱られる。でも飛びつかないとほめられる。』犬にそう教えましょう。

イタズラ

イタズラをやめさせる方法

  何か困る物をくわえたとき、犬の顔をしっかり持ち口からその物を取り出します。
  同時に犬の目を見ながら恐い顔で叱ります。
  禁止の言葉「イケナイ」「NO」と叱りますが、叱るときに愛犬の名前を呼ばないで下さい。
  ↓
  くわえたものを離した後は、ゆっくり優しくほめます。
  (早くイタズラをやめさせるためには続けて練習した方が効果ありです)
  ↓
  次にわざとイタズラしていた物を犬の前に置きます。
  ↓
  もう一度犬がくわえたら、すぐに口から取り出し強く叱ります。
  取り出した後は優しくほめます。
  ↓
  そうして、またその物を犬の前に置きます。
  これの繰りかえしです。
  ↓
  そのうちに、その物をくわえなくなったり、見ようともしなくなります。
  今までしていたイタズラをしなくなったら、すぐにほめてあげて下さい。

『イタズラをしたら叱られ、イタズラをしなければほめられる』犬は、こんなふうに記憶するのです。

拾い食い

愛犬に拾い食いの癖がある場合は、すぐにトレーニングを開始しましょう。

  まず、お散歩コースにあらかじめ何か食べ物をわざと落としておきます。
  ↓
  わざと落としておいた食べ物の方へ歩き、犬がその食べ物に鼻を近づけた瞬間にすぐやめさせ、「イケナイ」と恐い声で叱り
  ます。
  ↓
  やめさせた後に優しくゆっくりほめます。(このとき絶対にその食べ物を食べさせないように注意してください)
  ↓
  そして次の落とした物のところまで歩きます。
  ↓
  また、犬がそれを食べようとしたら犬の目を見て厳しく叱ります。
  そして、やめさせて、もう一度ほめます。
  ↓
  これを何回か繰り返してください。
  ↓
  そのうち落ちている食べ物を見ても、犬は知らんぷりします。
  このときは必ず優しい笑顔でほめてあげましょう。

お散歩のコースをかえて食べ物を違う場所に落として練習しましょう。
こうして食べ物を決して拾い食いしなくなるまで続けてください。
犬がすでに拾い食いした後で叱っても、時すでに遅しです。
叱られたことで、次は飼い主に隠れて、もっと早く拾い、もっと早く飲み込もうとします。

犬の食糞

実は、犬の食糞は犬にとって自然行為なのです。
母親犬は自分の産んだ子犬の肛門を舐めて刺激を与えることにより子犬にウンチをさせます。
そのとき他の捕食動物から子犬を守るため、臭い消し目的で子犬のウンチを食べるという習慣が残っているんだそうです。
子犬も母親のまねをして食糞しますが、乳離れをするころには、だいたい止まります。
なかにはそのまま食糞癖が残ってしまう犬もいます。
食糞の本当の原因は、まだ解明されていません。
ウンチの中に寄生虫がいない限りウンチを食べて病気になることはないようです。

食糞をしたとき犬を思いっきり叱る人もいるようですが、そうするとウンチをしたことがイケナイと犬が勘ちがいしてしまいます。
あるいは黙って処置すればイイものを、大声で騒ぎたてるので、【ウンチをする ⇒ 回りが騒ぐ ⇒ 早く食べないと取られる】
【ウンチを食べる ⇒ みんながワイワイ言って、かまってくれる】と勘ちがいしてしまいます。

誰もいない時だってウンチをすることもあります。
正しい処置方は、『ウンチ後、速やかに犬を別の場所に移動し、ウンチを処置するところは決して犬に見せない。』です。
大切なことは、【愛犬がウンチしたら、素早く、黙ってかたづける】ことです。


禁止のしつけのポイント

  • いけないことをした時はきびしく叱り、止めさせてからほめる。
  • 何度かくり返しているうちに、そのことをしなくなった時も忘れずほめる。
  • ポイントは、動作をしつけているのか、禁止をしつけているのかを頭の中で整理することです。
  • 叱らなければいけないところで叱らなかったり、ほめる場面でいつまでも叱り続けているでは効果はありません。


我慢させることの大切さ

「我慢のできない犬」は落ち着きがないだけでなく、人間社会で生きていくためのルールを守らない迷惑犬です。
夜中や早朝から吠えたり、ご近所の門や塀にオシッコをかけたり、他人に飛びついたり、公園で子供にうなったり、また自転車や歩行者の妨げになったり、赤信号で飛び出したりと迷惑にもなり、あなたの犬に危険がせまることにもなりえます。

我慢させるには、どうしたらいいか?? 

『飼い主さんと一緒だと我慢することも楽しいよぉ!』と犬に思わせるだけです。

「オスワリ」で我慢の練習をしましょう。

  愛犬に「オスワリ」をさせます。(そのままジッとさせ何もしません)
  ↓
  我慢したことのない犬は、すぐに立ち上がったり体をブルブル震わせたりするでしょう。
  そのときは、「オスワリ」と指示し、すぐに座らせ優しい声でほめます。
  ↓
  犬がしばらくジッとしていれば数十秒に一回はほめてあげてください。
  (ほめ方は興奮させるほめ方でなく、落ち着かせるほめ方です)
  ↓
  我慢できなくて犬が動いた時は、そのままにせず、すぐに座らせます。
  できないからといって犬を叱らないこと。(大声を出したり、叩いたりなどは、もってのほかです)
  ↓
  犬が何度立ち上がっても、決してあきらめず決して叱らないこと。
  ↓
  犬が動いたら、すぐに座らせ、そしてほめる。
  これの繰りかえしです。

家でできるようになったら、家の前、お散歩の途中、公園で他の犬が遊んでいる場所ででも、練習してください。
おもちゃやボールが好きな犬は、その前でも我慢できるか試してください。
我慢のできる犬は何か突発的なことが起こっても、絶対、自分から走り出しません。
まず飼い主さんの顔を見て、飼い主さんの指示通り動くようになります。

犬にお留守番をさせるコツ
  1. 犬をトーンダウンさせる。
    まず留守番前に散歩をしっかりさせて、犬の体力を使っておくのも良い方法かもしれません。
    疲れて眠ってしまえば飼主さんの安心度もアップです。
    まだお散歩に連れ出せない子犬なら部屋の中であれこれ遊ばせて疲れさせることもイイでしょう。
    スヤスヤ眠ってくれるとイタズラする度合いもかなり減るはずです。
    ただし、犬がぐったりするほどの運動は避けましょう。(軽く疲れる程度にとどめましょう)
  2. 留守番犬の行動範囲を小さくしましょう。
    部屋を自由にさせると飲み込んではいけない物を口にしたり、ときには危険な目に会うことだってあります。
    やはり犬の行動範囲を狭くして、留守番犬を危険から守ることが大切です。
    ベッドをクレートにしたり、ケージの代わりにサークルで囲うことも良い方法です。
    (部屋の広さや犬のタイプで選んであげて下さい)
    犬にも少しぐらい動ける空間があれば、長時間の留守番もできるようになってきます。
  3. 犬が楽しめるおもちゃなどを与える。
    留守番用のおもちゃはいつも遊びに使っているもの(ボールや人形等)ではなく、犬が一人でも楽しめるタイプがおススメです。
  4. 音楽をかける。
    普段から犬と過ごす時に音楽をかけることをおススメします。(うるさい音でなく落ちついた曲ならなお良しです)
    これを飼主さんが留守のときに犬に聞かせれば、犬も飼主さんがいるときのように安心すると思います。
    では、テレビやラジオはどうなの?あまりおススメできません。
    突然大きな音が出て、犬が不安になったり興奮したりするかもしれないからです。
    留守番のときだけ聞かせるのでなく、いつも一緒に聞いている音楽がポイントです。
  5. 出かけるときは黙って出かける。
    犬に気づかれないように黙って家を出るのです。
    犬がおもちゃなどに夢中になっている間に、こっそり静かに外出しましょう。
    いきなり外出するのが心配なら、普段から犬をひとりにしたままで飼主さんが黙って部屋を出て行くことに慣れさせておくのも良いでしょう。
    初めは5分、慣れてくれば10分、30分と時間を増やしていけばOKです。
    もし犬が後追いしてきても決して犬の顔を見ず、そのまま静かに姿を消しましょう。
  6. 帰ってきたときも犬をかまわない。
    出かけるときは静かにあっさりと出て行きました。
    では、帰ってきたときは、どうすれば良いのでしょう?
    愛犬はあなたの帰りを待ちわびていました。
    当然あなたの顔を見て興奮しまくり状態です。
    犬が興奮しているときは犬を見ない。
    ましてや、ケージやサークルからすぐに出さないでください。
    犬がしてほしいことを飼主がするということは、犬に主導権があるということ。
    あなたが犬の要求どおりの行動をとるまで、多分犬は吠え続けるでしょう。
    犬の思い通りにさせるお手伝いをしていることになります。
    帰宅後はすぐに犬の顔を見ない。
あなたが帰ってきても愛犬は大人しくしていることが出来れば、犬に上手にお留守番させることはマスターできたと言えるかも。
ハウス(クレート)好きな犬にするには


【犬にとってのハウスって?】

犬を部屋のどこにでも自由に放し飼いしていると、犬の行動範囲がとても広くなってしまいます。
犬にとっては、「行動範囲=縄張り」です。
その広い縄張りを絶えず守らないといけないとしたら、絶えず犬の緊張が続きます。
犬にも安心できる空間が必要です。
犬がリラックスできる部屋、それが犬のハウスなんです。
自分の居場所のない犬はゆっくり眠る時間も少なくなり、かなりのストレスがかかってしまいます。
犬の気持ちを落ちつかせ、体を休めるためにも、多頭飼いの場合はそれぞれ別々のハウスを用意してあげましょう。

【愛犬がハウスを好きかどうか見分けるには?】

愛犬がハウスを好きかどうか見分けるには、ハウスへ自分から進んで入っていき、その中でぐっすり眠っているかどうかです。
ハウスの中ではソワソワしたり、不安な声で鳴いていたり、吠えまくったりしているとハウスの居心地が悪い証拠です。

【犬がハウスを好きになるとこんなに便利!】
【愛犬をハウス好きな犬にするには?】

「ハウスの中は楽しいところ♪」「ハウスに入るを良い事がある。」と犬に思わせることです。
夜寝るときや留守番のときだけ閉じ込められる寂しいところ、イタズラしたときに罰として入れられる恐いところ、などと犬が思うと、なかなかハウスを好きになってくれません。

ハウストレーニングは子犬が家に来たときからスタートです。
大きくなってからでも時間はかかりますがトレーニングできます。
でも、いきなりハウスに犬を閉じ込めるなんて強引な方法はやめて下さい。
最初はハウスの扉を開けたままで、犬の好きなオヤツ(小さくカットした物)をあげる方法が良いと思います。
  1. ハウスにオヤツを入れる
    できるだけ奥の方に入れて下さい。≪犬が奥まで入って行きますから≫
    最初は顔だけ奥に突っ込んで、後ろ足はハウスの外に出したままかもしれません。
    それでも無理やり犬を中に押し込むのではなく、ハウスに入ることに慣れさせるのを目標にしましょう。
    何日か行います。
  2. ハウスでいつもの食事をさせる
    ハウスに慣れてきたら中でいつもの食事を食べさせましょう。
    初めは扉を開けたまま。≪このとき「イイコ!」と優しくほめることも忘れずに≫
  3. 次は扉を閉めて
    ハウスに自分から近づくようになれば食事中は扉を閉めます。≪優しくほめることも忘れずに≫
    食べ終わればすぐに扉を開けます。
  4. 扉を閉める時間を少しずつ延ばす
    食事の用意をしているときに犬が自分からハウスに入ったりしてだんだんハウスが好きになりかけたら、食事後の扉を閉める時間をちょっとずつ長くしていきます。
【ハウスから出すタイミングは?】

犬が「ここから出してほしい!」といって吠えたときにハウスから出すと、「吠えれば出してくれるんだ。」と犬は学習します。
次はもっと大声で吠えるでしょう。
犬をハウスから出すタイミングは、必ず犬が大人しくしているときだけ。
それを繰り返していると、「ハウスは静かに過ごすところ。」と犬はイメージします。

【ハウス(クレート)の大きさはとても重要です】

クレートやバリケンは犬がホッと一息つくスペースです、そのためにもくつろげる大きさのものを選ばなくてはいけません。
床面積は? フセをして、ちょうど犬が収まるぐらいがベストです。
(フセができる広さなら、クルリと向きを変えたり寝返りをうったりも楽にできるからです)
高さは? 中で犬が立った時に、犬の頭が天井に当たるか当たらないかのすれすれがグッド・サイズです。
(立ち耳の犬の場合は、耳が天井に当たってもOKです)

【なぜ大きすぎるとダメなの?】

クレートが大きすぎると犬はその中で好きなように動き回ってしまいます。
するとどうなるか???⇒中でオシッコやウンチをしちゃうんです。
犬は自分の寝床は汚さないという習性がありますから、『クレート=排泄をしたところ』という嫌なイメージを持ってしまい、クレート嫌いになってしまいます。
クレートは居心地の良いところ、ぐっすり眠れるところと覚えさせるためにも大きすぎないものを選びましょう。

過保護がストレスに弱い犬にする!?

もちろん過度のストレスは避けたいですが、飼主さんの過保護は逆に犬のためにはなりません。
苦手なことをずっと苦手なままにしておくより、少しずつでも慣れさせる方がストレスに強い犬になるんです。
『愛犬にストレスを感じさせたくない』と思うのが、飼い主ごころ。
でも、『かわいそうだから・・・・・』と心配しすぎるのは禁物!
犬がストレスにどんどん弱くなってしまうんです。

【お散歩では・・・】

外が苦手な犬をいきなり歩かせるのではなく、初めは抱っこしたり玄関先だけでも少しずつ歩かせるなどして、徐々に外の雰囲気に慣らしてあげましょう。
そしてだんだんと散歩時間を増やしたり、いろんなポイント(マンホール・道の側溝など)や、いろんな場所(公園・静かな住宅街・人通りのあるところ・犬が集まるところ)、いろんな音(電車・踏み切り・車やトラックの音・子供の遊び声)などでの経験を増やしましょう。
いろいろなコースを歩くと犬も飼主もお散歩が楽しくなります。
あせらず一歩一歩進んでいきましょう。

【留守番について・・・】

留守番に慣れていない犬は、部屋で一人ぼっちになっただけでも不安な気持ちになるでしょう。
たとえ短いお留守番でも犬には大きなストレスがかかります。
留守番が嫌いな犬は多いですが、留守番を経験させないのはかえって犬のためにはならないと思います。
初めは部屋で一人にさせるなどして短い留守番から慣らしてあげましょう。
留守中にフードなどを中に入れるゴムのおもちゃを与えるのも留守番慣れには良いです。

【お手入れ・・・

ブラッシングや歯みがき、シャンプーなどのお手入れは、犬の健康管理にも大きく関係してきます。
お手入れの手抜きって犬の体にはとても不衛生です。
それが原因で病気になれば、その方が犬にストレスをかけることになります。


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